宅配ドライバーとして日々街中を駆け巡っていると、誰しも一度や二度は必ず遭遇する「あの衝撃の瞬間」があります。今回は、現役ドライバーの皆さまなら思わず深く頷き、一般のお客様にも配送現場のちょっと切なくもクスッと笑える裏側を知っていただけるような、日常のひとコマをお届けします。
🚪 「誰もいない…よし、不在票完了!」のその瞬間に
ある日の配達での出来事です。荷物を無事にお届けするため、ある一軒家のご自宅へ伺いました。
まずは玄関横のインターホンをピンポーンと鳴らします。……しかし、応答はありません。「お庭にいるのかな?」「おうちの奥で作業中かな?」と思い、念のため少し置いてもう一度鳴らしてみます。それでも返事はなく、静まり返ったまま。
続いて、お荷物伝票に記載されているお電話番号へ連絡を入れてみます。プルルル……と呼び出し音が鳴り響くものの、残念ながら電話にも出られません。
「そっか、今はご不在みたいだな。よし、不在票を書いてポストに入れて、次のお客様のところへ向かおう!」
そう気持ちを切り替え、手元の不在票にお届け日時や荷物の種類、連絡先を丁寧に記入します。そしてポストへ投函し、手配をすっかり完了させた、まさにその直後のことでした。
「あ!ちょうどよかった〜!いま帰ってきたんです!」
背後からパタパタと駆け寄ってくる足音とともに、買い物袋を手にしたお客様が満面の笑顔で戻られてきたのです。
🏃♂️ 再配達防止には大成功!でも心の中では…
お客様としては「持ち帰られずに済んだ!ナイスタイミング!」と大喜び。ドライバーとしても、持ち帰り荷物が減り、再配達の手間が省けたことは間違いなく大感謝・大成功の展開です。
「よかったです!ちょうど今不在票を入れたところだったんですよ〜!」と笑顔で荷物をお渡しするものの……心の奥底から漏れ出す本音はひとつ。
(うそでしょ〜〜!!あと1分……いや、あと30秒早く帰ってきてほしかった〜〜!!せめて不在票を書き始める前だったら〜〜!!泣)
あの不在票に住所や追跡番号をカリカリと書いた数分間の努力と時間は一体……と思わず天を仰ぎたくなってしまいます。切なくもどこか愛おしい、配達現場の「奇跡のタイミング」あるあるでした。
💡 ドライバーへのアドバイス
不在票を書き終えた直後の対面は「時間の徒労感」から一瞬どっと疲れが出やすいものですが、現場をスムーズに回すために以下のポイントを意識してみましょう。
- インターホン後・連絡後の「間(ま)」をうまく活用する応答がない場合、すぐに不在票を書き始めるのではなく、トラックの荷台の整理や次の配達ルートの確認など、数十秒〜1分ほど別の作業を挟んでみてください。このわずかな「待ち時間」を作ることで、今回のような帰宅直後のお客様を無駄なくキャッチできる確率が上がります。
- 「持ち帰りが1件減った!」とポジティブに捉える不在票を書いた時間が無駄に思えてしまいますが、最大の成果は「再配達を防げたこと」です。夕方の繁忙期に同じルートをもう一度走り直す労力に比べれば、その場でお渡しできたことは圧倒的なアドバンテージです。書いてしまった不在票は「無事に渡せた幸運のお守り」と思って気持ちを切り替えましょう!

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